見積書は「制作の一回払い」「制作会社への月額」「外部サービスへの直接支払い」の3つに分け、同じ期間(例:3年)の総額で比べます。そのうえで、修正回数・素材の用意・公開後の作業範囲・権利・解約条件を同じ質問で確認します。
01発注前チェックリスト(社内で決めること)
02見積書の行項目の読み方
| よくある行項目 | 確認する質問 |
|---|---|
| ディレクション・進行管理 | 打合せ回数、窓口担当、スケジュール管理が含まれるか |
| デザイン(トップ/下層) | 下層ページのデザインは何種類か。スマートフォン表示は別料金か |
| コーディング・CMS構築 | ページ数の数え方、CMSで更新できる範囲、ブログ機能の有無 |
| 原稿作成・撮影 | 文字数・撮影時間・カット数。著作権の扱い |
| フォーム・予約・EC機能 | 外部サービス利用か独自開発か。月額費用の有無 |
| 修正 | 修正回数の上限と、超えた場合の単価または計算方法 |
| サーバー・ドメイン | 制作会社経由の請求か、自社契約か。名義はどちらか |
| 保守・運用(月額) | 更新作業の時間・回数、バックアップ、障害対応、セキュリティ更新 |
| 一式 | 「一式」の内訳を出してもらう。内訳がないと他社と比べられない |
03総額を比べる計算式
比較期間の総額 = 制作の一回払い +(制作会社への月額 × 月数)+(外部サービスの月額換算 × 月数)+ ドメイン等の年額 × 年数 + 想定される追加費用
外部サービスの月額換算は、公式料金ページの数字をそのまま使います。例えば当サイトで確認したエックスサーバーのスタンダードプラン(12か月契約)は、確認日時点のキャンペーン価格で月額990円(税込)、通常価格1,100円(税込)でした。キャンペーン価格は期間限定のため、比較期間の後半は通常価格・更新価格で計算します。各サービスの数字はプラットフォーム・サーバー料金データにまとめています。
補助金を使う場合の自己負担 = 比較期間の総額 − 補助額(補助額は各制度の補助率と上限で計算)
補助金は原則として後払いのため、支払時点では全額を用意する必要があります。
04契約前に書面でもらう回答
- 著作権を譲渡か利用許諾か、第27条・第28条を含むか(著作権の記事)
- 納品物の範囲(ソースコード、デザインデータ、CMSの管理者権限)
- 最低契約期間と解約時のデータ・ドメインの引き渡し方法
- 支払時期(着手金・中間金・検収後)と検収の期間
- フリーランスへの発注なら取引条件の明示と60日以内の支払期日(フリーランス法の記事)
05相談先・申込先の選び方
相見積もりは、同じ依頼書(RFPの作り方)を2〜3社に渡して取ると比較しやすくなります。回答を比べる際は、金額の安さより、上記の質問への回答が書面で具体的に返ってくるかを重視します。自分で作るか外注するかで迷う場合は、ホームページ作成サービスやサーバーの料金を料金データで確認し、自社の作業時間も含めて比べてください。
確認リスト
- 見積書を一回払い・月額・外部サービスに分けた
- 比較期間(例:3年)をそろえた
- 「一式」の内訳をもらった
- 修正回数と超過時の計算方法を確認した
- 権利・納品物・解約条件を書面で回答してもらった
公式情報・参考資料
確認日:2026-10-11。制度・法令の運用、料金や公募内容は変更されることがあります。申込・契約の前に、必ずリンク先の最新情報(公募要領・利用規約・料金ページ)で確認してください。