立派な書式を作ることより、候補会社が同じ前提で提案できる情報を揃えることが大切です。A4数枚でも、目的・対象者・必要な作業・制約・評価方法が書かれていれば、提案の比較が進みます。
Web制作のRFP・依頼書の作り方は、表示金額だけでなく、含まれる範囲と追加費用の条件をそろえて比較することが大切です。次の図で総額を左右する項目を確認しましょう。
図の項目を使い、候補ごとの回答を同じ条件で記録してください。不明点を残したまま進めず、追加費用・契約条件・利用後のサポートまで確認してから最終判断します。
01依頼の背景と成功条件を書く
現状のサイトで困っていること、今回変えたい理由、閲覧者、競合ではなく自社が提供できる価値を整理します。売上を伸ばしたい、採用応募を増やしたいなどの目的を、期間と計測方法を添えて表します。まだ数値目標を決められない場合は、現状値の調査を提案範囲に含めるよう記載します。
- 依頼の背景と解決したい課題
- 主な閲覧者と想定する利用場面
- 達成したい行動・確認方法
- 既存サイトの資産と課題
02作業範囲と提出してほしい提案を指定する
ページ一覧、必要機能、対応端末、コンテンツ移行、原稿・写真制作の担当を具体化します。候補会社に出してほしい資料として、進め方、体制、スケジュール、概算費用、運用費、前提条件、類似案件の説明を指定します。すべてを依頼するのではなく、今回は対象外とする作業も書いておくと見積もりのズレを減らせます。
- 必要ページ・機能・移行対象
- 提案に含める成果物と提出形式
- 初期費用・月額費用・オプションの分け方
- 除外範囲と後日検討する項目
03選定方法と質問期間を公平にする
提案を受ける日、質疑の締切、回答を共有する方法、決定予定日を記載します。評価軸は、課題理解、実現性、運用しやすさ、費用、担当者との協働など、社内で重みを決めます。提案書の見た目だけで決めず、質問への答え方やリスク説明も評価対象にしましょう。
- 各社へ同じ資料・質問回答を共有
- 評価項目と重みを事前に決定
- 選考担当と最終決定者を明記
- 提案内容の社内利用条件を確認
まとめ
依頼書は完成した仕様書ではありません。未確定事項を隠さず「提案を求める点」と「決定済みの条件」を分け、提案時に前提の差分を一覧にしてもらうことで、相見積もりが有効になります。
相談・比較前の確認リスト
- 背景・対象者・目的を説明した
- 作業範囲と除外範囲がある
- 費用を初期・月額・追加に分けた
- 選定日程と評価軸を共有した
公式情報・参考資料
制度や契約条件の適用は、個別の契約・状況によって異なります。詳細は最新の公式案内をご確認ください。
記事確認日:2026年9月27日
予定と成果を、測れる項目に分けてみよう。