公開後に制作会社を変更したくても、ドメインやサーバーの契約者が分からないと移行に時間がかかります。誰が費用を払い、誰が管理権限を持ち、解約時に何を引き継ぐかを発注前に決めておきましょう。
ドメイン・サーバーの名義は誰にする?Web制作を外注する前の確認について、申込や依頼の前に確認しておきたい項目を整理しました。条件を一つずつ照合して、納得できる選択につなげましょう。
図の項目を使い、候補ごとの回答を同じ条件で記録してください。不明点を残したまま進めず、追加費用・契約条件・利用後のサポートまで確認してから最終判断します。
01「契約者」「管理者」「作業者」を区別する
ドメインの登録名義、請求先、DNSを変更できるアカウント、サーバー契約、CMS管理者は別々の場合があります。外注先が作業すること自体は問題ではありませんが、自社にも管理者権限を持ち、二段階認証や復旧連絡先を管理する形が望ましいです。
- ドメイン登録者と更新通知先
- レジストラ・サーバーの契約者
- DNSとCMSの管理者アカウント
- 解析・広告アカウントの所有者
02制作会社に管理を委ねる場合の条件
一括管理により作業が速くなる場合もあります。その場合は、契約に対象サービス、費用の内訳、更新通知、障害時の連絡、管理画面へのアクセス、解約時の移管手順を記載します。パスワードをメール本文へ平文で送らず、権限を個人アカウントへ共有する方法も確認しましょう。
- 月額費用と契約名義
- アカウント共有の安全な方法
- 契約解除時の移管費・作業日数
- 移管を拒否・保留されない条件
03コンテンツの権利・ライセンスも台帳化する
サイト一式には、文章・写真・フォント・テーマ・プラグインなど複数の素材が含まれます。納品データを自社で利用できても、素材のライセンス条件は別に残ることがあります。出典、利用条件、更新期限を台帳にし、契約終了後も利用可能か確認します。文化庁の資料は、著作物の利用範囲を契約で定める重要性を説明しています。
- 素材・テーマの名称とライセンス
- 利用可能なサイト・媒体・期間
- 編集データとソースの納品
- 第三者素材の差替え責任
まとめ
公開前に「管理アカウント一覧」と「解約・移管の手順書」を受け取れる契約にします。名義が制作会社になる場合は、その理由と、移管に必要な費用・期間・必要書類を具体的に書面へ残しましょう。
相談・比較前の確認リスト
- 契約者と管理者を一覧にした
- 自社が必要な管理者権限を持つ
- 移管費と手続きが明確
- 素材ライセンスと利用範囲を確認した
公式情報・参考資料
制度や契約条件の適用は、個別の契約・状況によって異なります。詳細は最新の公式案内をご確認ください。
記事確認日:2026年9月27日
予定と成果を、測れる項目に分けてみよう。